2009年03月12日

インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け 658島目



内容概略:インド社会の光と影を描く。

感想・学び:先ほど紹介した本よりもミクロ的に記述されており、インド社会の様子がイメージしやすい感じになっていました。インドの受験戦争、インドのニューリッチの暮らしなどなど。そのあたりは興味を持って読むことができました。



posted by かっちゃん at 08:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インド2020 世界大国へのビジョン 657島目



内容概略:インドの未来を探る本。

感想・学び:二週間ほど前に大学で借りた本の中の一冊。二週間前はこの本のどこかに興味があって借りたのだと思いますが、二週間も経ってしまうとその興味関心が何であったのかわからなくなっていました。

インドの未来像をあれこれ考察している本であり、マクロ的な記述が多くありました。
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2009年02月15日

カラシニコフT、U 624〜625島目





内容概略:カラシニコフという自動小銃が蔓延する世界を描く。Tではアフリカ大陸を、Uではコロンビアなど南米を、そして中東を描く。

感想:10歳ぐらいの少年少女がカラシニコフを手にする姿、ゲリラに両手をもがれている人、安物のカラシニコフが並ぶお店・・・・。感想が書けない・・。何か書くと嘘くさく感じてしまいそうだから。

本書の所々に掲載されている写真が印象に残こる。いろいろ思うことはある。

posted by かっちゃん at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

極端な未来 経済・産業・科学編 617島目



内容概略:経済・産業・科学の極端な未来を描く。

感想・学び:先ほど紹介した本と同様に本書も大いに知的好奇心を刺激してくれました。正直読んでいて面白いです。図書館で発掘した掘り出し物の本。

良くも悪くも未来を予想すると本当に想像したことが実現しそうな気がします。言ってしまった、書いてしまったから、それに向けて自然と思考と体が動き出し、思ったことが実現される。まさに思考は現実化するというように。

・イノベーション先物取引所という市場

1 テロメア老化時計説
へぇ〜という小話。

ヒトゲノム(人間の全遺伝情報)には、老化をコントロールするメカニズムが存在するのだろうか?個人の寿命を決める遺伝子時計のようなものはあるのか?テロメア(染色体の末端にある特殊な核タンパク複合体)がそれである。

テロメアへの理解が進めば、老化時計の針を止めたり、リセットしたりできるようになるかもしれない・・・・。p128より

参考サイトサンフランシスコに本拠を置く未来予測専門のシンクタンクIGF
posted by かっちゃん at 11:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

極端な未来 政治・社会編 616島目



内容概略:アメリカを中心に、世界の政治・社会の極端な未来を描く。

感想・学び:極端な未来を展望しているのですが、それでも実現しそうな、起こり得そうなことばかりで非常に興味深く読めました。人材オークション、特許オークションなど面白そうなアイデアがあった。

本書を読みながら、未来に起こりそうなことをあれこれ考えるのは面白いです。逆に未来に起こりそうな危機的状況に思考を巡らすと怖くなりもする。(サイバーテロ、生物兵器などなど)
posted by かっちゃん at 10:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカのシンクタンク 615島目



内容概略:本書では近年政治の場で存在感を増しつつあるシンクタンクを様々な角度から分析している。

感想・学び:本書を読んで学んだことは簡単に述べると、シンクタンクというプレイヤーが政治情報の流通過程に登場し、マスメディアと政府の間の仲介役として機能しているということです。この現象をリインターメディエーションという言葉を用いて説明していました。

1 リインターメディエーション

この用語は最初ビジネスの場で使われ始めたそうです。ITの普及によって、流通構造が変化した。どう変化したかというと供給サイドと需要サイドを仲介する新たなプレイヤーが現れたということです。

ITの進展により、メーカーと消費者が直接交流するようになり、中抜き現象が起こるという議論を私は卒論で行いましたが、若干見逃していた点がありました。

私はあくまでも供給サイドの立場でしか考えておらず、需要サイドから見た新たな仲介者の台頭を考慮していませんでした。

統計データを見ると、卸業、小売業ともに減少傾向だと言えたのですが、yahoo shopping,eBay,楽天など、自らが商品の供給者になっているわけではないのですが、企業や商店、個人などの多様な売主と、多種多様な需要者を結び付ける彼らの存在を忘れていたのです。

こうした需要サイドのニーズを満たす新たなビジネスが登場したのと同じ現象が政治の分野にも起きている、市民は政治情報をマス・メディアを中抜きにして獲得することができるようになった。しかし、それとは逆に政治情報を編集するシンクタンクが仲介者として登場したのです。(筆者はシンクタンクの役割を考え、『情報プロセサー』と呼んでいました。)

という説明でいいはず・・・。
posted by かっちゃん at 09:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テロリズムを理解する 社会心理学からのアプローチ 614島目



内容概略:本書は著名な心理学者複数名による共著である。テロの背景、心理的メカニズムを明らかにする。

感想・学び:タイトルはテロリズムを理解するとありますが、本当にテロを理解することなどできるのか疑問に思ってしまいました。あまりにも思想が違いすぎる、置かれている状況が違いすぎる。

そうした絶望感ばかり抱いていても何も始まらないので、本書の著者たちはテロを何らかの切り口で分析し、対処法を考えているのかなと思いました。

「いつか」という者にいつかは決して来ない という好きな言葉がありますが、それに反していつか国際紛争問題、テロの問題を真剣に考えなければならない状況に置かれた時に考える種として本書は有益。

・悪事を行う者を非難することほどたやすいことはない。しかし理解することは容易ではない。 ドストエフスキー


1 なぜテロ行為に至るのか?その心理メカニズム
全てのテロ行為においてこうした心理メカニズムが働いているのかどうかはわかりませんが、少し紹介したいと思います。

テロリストはプロセスの中に生きている。プロセス?テロリストにとっては目標達成よりもテロリストになって集団と一体化していくプロセスとそれを成員が相互に確認することの方が大切になってくる。

目標が達成されると、より過激な目標が設定され、ますますテロ行為がエスカレートしていく。このようなエスカレーションは破滅的なもののように思えるが、自分のアイデンティティのために集団にしがみついているテロリストには、意味のある目標など存在しない。

意味を持つのは、自分がテロリストであり続けるプロセスの方である。ディツラー氏の言葉を引用・改編

2 上記と同様の考えを示すニーチェの言葉

「人間の意志は目標を必要とする。この意志な何も欲しないよりはむしろ虚無を欲する」

人間にとって苦悩そのものが問題なのではなくて、「何のために苦悩するのか?」という問いの叫びに対する答えが欠けていることこそが問題であると指摘しています。苦悩の意味、苦悩の目的が示されたとなれば、人間は苦悩を欲し、苦悩を探し求めさえする。(これは確かにある)これまで人類の頭上に広がっていた呪いは、苦悩の無意味ということであって、苦悩そのものではなかった・・・。




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2009年02月10日

アフリカ 苦悩する大陸 613島目



内容概略:経済週刊誌Economistの特派員を務めたジャーナリストが綴るアフリカの過去、現在、未来。悩めるアフリカ大陸を報告する。

感想・学び:アフリカの政治、経済、社会動向を知る上で非常に役立つ一冊。筆者はアフリカの悩める問題の原因を政府にあるとして議論を展開させていきます。

政府は自ら富を生むことはできない。だが、国民が自分たちの力で富を創造できるように、環境を整えることはできる。犯罪者や外国の軍隊から国民を守ることも、明確な言葉で綴られた法律を公正に施行することもできる。

財産権を擁護し、資産が強奪されないように秩序を確立することもできれば、道路や学校など、暮らしに欠かせない公共財を提供することもできる。アフリカにもこうしたことを一つ残らずきちんと実行している政府はある。だが、ほんの一握りにすぎない。

あまりに多くの政府が国民を食い物にしている。政府は正しく統治するためではなく、権力を行使する人間が私腹を肥やすためだけに存在しているように見える・・・と。

・アフリカの政治・経済情報
posted by かっちゃん at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジョゼ・ボヴェ あるフランス農民の反逆 612島目



内容概略:フランス農民であるジョゼ・ボヴェの思想・活動を対談形式で綴る。

感想・学び:ジョゼ・ボヴェ氏の言葉で印象に残っているのはグローバルに分析し、ローカルに行動するというもの。これはよく言われる言葉であるが、彼はこの考え方を忠実に行動に移し、農民の土地に根差した農業のために闘ってきた。

闘うためには「根」が必要、闘いは教育的なものでなければならないという言葉の意味をもう少し考えてみたいと思います。

他者の自由は私の自由を最大限に拡張する・・・

バクーニン


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フランスジュネスの反乱 主張し行動する若者たち 611島目



内容概略:本書は2005年、2006年に起こったフランス全土でのマニフ(デモ)を中心に若者たちの政治運動の姿を描く。

感想・学び:雇用の問題、階層格差、移民の問題などこれほどフランスが四苦八苦しているとは思ってもいませんでした。フランス全土で起こったデモの中心にいたのは大学生や高校生たち・・・。

本書には元フランスサッカー代表で高いインテリジェンスを持ち、政治に関する造詣が深いリリアン・テュラム氏の発言なども載っており、関心を持って読めました。最近、彼は閣僚入りを断ったというニュースが報道されていましたが、本書を読む限り彼が若者にもたらす社会的な影響は大きいようです。

若者たちの闘いは、何かをもたらしたと言えるでしょうか?

もちろんです。政治的回答をもたらしたわけではないけれども、また郊外でいえば、運動の要求そのものへの回答も満足なものは得られなかったかもしれないけれども、それでもハッタリ屋のサルコジが、たとえまるで不十分にせよ、郊外プランを発表せざるを得なかったのは、やはり若者たちのあの闘いの成果だったと言えるでしょう。

しかし、もっとも重要な成果は、あの闘いが、見えなかったものを見えるようにした、ということです。みなに、まさに見ることを強いたのです。真実を、状況を、見るように強いたのです。これは、まったく持って重要なことでした。         
イヴ・サレス氏のインタビューより

フランスの若者たちが何かを求めて主張し、行動する姿はどこか日本の学生運動時代を彷彿させる。
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ジハード戦士真実の顔 610島目



内容概略:パキスタンが国際的テロリズムの中心国に陥っている原因と、それが南アジアに及ぼす影響について解説している。

感想・学び:本書の著者はパキスタンの国内動向に詳しいジャーナリストが書いたものだけあって、パキスタンを内側から詳細に映し出していたと思います。外部にいる者が知り得ないような情報が多々ありました。

しかし、これら詳細な情報も錯綜した現実の一端しか映し出していないため注意が必要かなと思います。

1 CIAは、オサマ・ビンラディンの生みの親

印象に残っている文章を抜粋。

1980年ソ連のアフガニスタン侵攻後一か月もたたないとき、キング・アブドゥル・アジズ大学を卒業したばかりの22歳のビンラディンは、家業を辞めてパキスタンに移動した。そこで持参した金を使ってアフガニスタンのソ連軍とたたかうため、イスラーム諸国から6000人以上の志願兵をリクルートした。

CIAなど西側諜報機関は、ビンラディンの援助と志願兵を歓迎し、ソ連兵と戦うためのガイダンスを与え、軍事訓練の助言を行い、武器弾薬を供与した。

ビンラディンはその資金と武器を、アフガン国内でソ連軍と戦っている反乱軍に与えた。当時のCIA関係者によれば、彼は戦士というよりも資金提供者として知られ、ペルシャワルで医療・保健施設やアフガン難民の孤児、寡婦の事前施設に寄付する慈善家であった。

宗教心が強いことと勇敢さによって、次第に伝説的人物になっていく。p231

私が知らない側面でした・・・。




posted by かっちゃん at 09:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダートウゾス教授のIT学講義 609島目



内容概略:MITコンピュータサイエンス・ラボ所長のダートウゾス教授によるAIを中心としたITの世界の最先端を紹介する。

感想・学び:個人的にAIがどこまで進歩するのか非常に興味があります。そして、現在の人工知能はどれほどのレベルのことまでできるのかということにも関心があり、本書を読んでみました。

出版年度が若干古いので、最先端の内容とは言えないかもしれません。ですから、AIの最先端についてはアンテナを張って、最新の動向を探っていきたいと思います。
posted by かっちゃん at 08:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

ネクスト 608島目



内容概略:インターネット社会の目に見えない革命を紹介する。

感想・学び:本書を読んで再度実感したのはインターネットの世界において活躍する、お金を儲けるのに年齢はまったく関係ないということ。その例として三人の青年を取り上げており、そのうち二人を紹介したいと思います。

1 株式市場の反乱 不正取引?で80万ドル荒稼ぎした15歳

一人目はジョナサンという15歳の少年。彼はインターネット上で様々なネームを用いて、株式市場を動かす効果的なメッセージを書き込むことによって荒稼ぎをしていました。

SECは複数の匿名を用いて様々な情報を流して儲けていたことを理由として訴えましたが、匿名が氾濫することが当たり前なネット社会の性質ゆえにジョナサンの80万ドルの儲けのうち30万ドルしか裁判で没収することができなかったようです。

一人の少年が株式市場を操作し、儲けた面白い例です。いつか一人の少年が昨今の金融危機並みの混乱を招いていしまう可能性があるので面白がってばかりはいられませんが・・・・。

2 世界を騒がせた15歳のネット弁護士

二人目はマーカスという15歳の少年。彼はインターネット上で法律に関する膨大な質問を正確に回答し、インターネット上の弁護士として頂点に立ちました。

彼は法律のテレビ番組から仕入れた情報とネット上で調べたことを用いるだけで一躍人気弁護士に・・・。

ネット上で質問される内容が簡単だったということもありますが、それでも15歳の少年が弁護士活動をし、しかもその世界でトップを取れたことに驚きました。

二人ともサイバースペースで仮面(ペルソナ)を被り、大人顔負けの活躍をしたことが共通点です。ネット社会の年齢に関係ないオープンさと、それに伴う怖さを感じました。


posted by かっちゃん at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月05日

エスノメソドロジーとは何か 593島目



内容概略:エスノメソドロジーという学問についての書物。

学び:エスノメソドロジーは私自身聞きなれないものであり、どういった学問なのかということに興味がありました。エスノメソドロジーの主なテーマは「日常知」の研究。「日常知」って何?「日常知」とは「一連の身近な知識」「日常的思考法」「日常的リアリティ感あるいは態度」の三つから構成されます。

「日常的思考法」を通して、「日常的リアリティ感」を生み出し維持するために、「一連の身近な知識」の持つ類型化の方法がどのように作用するかということを研究する学問のようです。

まだわかりにくい・・・。要は、従来の社会学は社会的行為の原因を探ることを対象にしていたのに対し、エスノメソドロジーは、社会の成員はどのようにしてある行動を社会的な行為として認知するのか、ということを対象にしているといえます。まだまだ分かりにくかったりして・・・。

posted by かっちゃん at 12:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブルデュー入門 592島目



内容概略:ブルデューという社会学者の理論を紹介する。マルクスの考える階級制から脱却したブルデューの考え、また教育と再生産、言語に関しての分析を含む。

感想・学び:ブルデューの使う用語に慣れていなく、初めは理解が進みませんでした。彼が使う「プラチック」という言葉をプラスチックと読み間違えて何ページが進んでいました笑・・・。(プラチックとは実際の行為、実際の生活のこと のはず)

1 教育と再生産

ブルデューの提唱する考え方でこれは確かにありそうだなと思ったのが「教育と再生産」という考え方です。簡単に言うと特権階級の親を持つ子供は親の文化的資本(教養など)を引き継ぎ、高学歴化するという現象です。これはあくまでも統計的に証明されたということですべての人に当てはまるということではありません。

しかし、社会にはこうした再生産のメカニズムが働いていることは多そうです。
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2009年02月04日

ハーバードの女たち 590島目



内容概略:ハーバードのビジネススクールのOG六人にインタビューし、彼女達のHBS時代、その後のキャリア、プライベートなどを取り上げている。

感想:本書を読む限りではHBSを出たからといって全員が全員バリバリのキャリアウーマンではないようです。ちょっと意外な人生を歩んでいたりする人を取り上げているのかは分かりませんが、六人の女性たちのストーリーは読み物として面白かったです。
posted by かっちゃん at 08:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

政治を考える指標 579島目



内容概略:議会政治の価値、政党政治と選挙、汚職を生む官僚政治、政治と教育、国の政治と地方の政治の観点から政治を考察していく本。政治を考えるに際しての指標として上記の議論がある。

感想・学び

1 抽象への逃避
これは政治において、指導者が抽象的な言葉を振り回して、国民を誘導していこうとすることを指す。たとえば、「国益のため」、「国家の将来」などといった言葉を乱発し、結局具体的にそれが何なのかを示さずに議論を終えてしまうことが挙げられる。

ここで、アメリカの有名な社会学者のセルズニックは責任ある指導者の重要な欠格要件として『抽象への逃避』を挙げている。国の指導者としてはやはりルーズベルトのように、民衆が考えたり、感じたりするレベルに身を置いて、語りかけてほしいものだと思いました。

注意点としては、国の指導者は国民の代表として有能な人(のはず)なので、思考レベルが市民と同じでは困る。レベルの高い思考をして、その説明は具体的に市民がわかるレベルで語ってほしい。理想ですが。

この問題は何も国の指導者だけに限ったことではなくて、医者、コンサルタントなど人にわかりやすく説明することが大切な職業の人たちにも当てはまることかなと思います。抽象への安易な回避はさけていきたいものです。

2 国会は民意の溶解炉

政党が民意の伝道菅である一方、国会は溶解炉としての機能を果たす。これはどういうことかというと、多種多様な国民の考え方が、与野党によって、国会という場で法律や予算の形に結晶化されていくこと。つまり、国民の思いが、この溶解炉の中で国の政策まで統合されていくということです。

ここで、おもしろかったのは「統合」であって「統制」ではないということ。この「統合」の手続きを定めているのが議会のルールである。統合の原則は、野党の主張をゼロと見なさないということ。ここで多数決の原理という考え方が出てくるが、その意味を誤ってはならないと書かれていました。

私は多数決の原理を誤解していまして、賛同者が多い方が勝ち、賛同者が少ない方は負けたのだから、買った意見にのみ従えというものだと思っていました。

しかし、多数決の原理の本質はそうではなくて、「多数決の真の原理は、少数の意見が、あたかも電気反応のごとく、多数の中に反映する場合のみ成り立つ」(ドイツの学者ケルゼンより引用)ということなのです。もう少し分かりやすく言うと、負けた方の意見をゼロにして排除するのではなくて、それを少しでもいいから取り入れろ、考慮してみろということでしょう。

今の国会で上記のような真の多数決の原理はうまく機能しているのでしょうか?国会において統制ではなく統合をきちんと行っているのでしょうか?ちょっとアンテナ張って考察してみます。

・統合の生きた事例 1928年 イギリスのボールドウィン内閣

・多数決での注意点 一人のソクラテスが多数のアテナイ人より正しかった例、多数の暴政に陥らないように。




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2009年01月15日

傭兵の誇り 561島目



日本人兵士の実録体験記です。日本人の方で傭兵として戦場に出向き、闘っている人がいるなどということは知りませんでした。私の常識は非常に狭いですね。

本書を読むことによって、日々死に直面している傭兵だからこそ出てくる言葉を感じることができます。私は死に直面した経験など一度もなく、時には理解しがたい文章もありましたが、こんな世界もあるのだと自分の狭い世界観を広げることができました。

また、筆者は強い男を目指し傭兵となり、傭兵としての誇りとはいったい何であるのかということを本書で示しています。

「もの食う人びと」に続いて衝撃的な本でした。人から勧めてもらう本を時々読むのはいいですね。今までの読書は私の頭の中の偏りからチョイスされた本であって、その本を読むとさらに偏りが増すという循環になっていたと思います。

ですから、お勧めの本があればぜひ紹介してください。幅広い読書を心がけ、自分の狭い考え方を広げたい。
posted by かっちゃん at 08:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

もの食う人びと 560島目



先輩から借りた一冊。本書のコンセプトは至ってシンプルで人は今、何をどう食べているのか、どれほど食えないのかということを筆者自ら世界中を駆け巡りルポルタージュ形式で書き記すことにあります。

「食」という非常に身近なものに焦点を当てているのですが、その見方の角度が非常におもしろく、本書に記載されている事例にはかなり強烈なインパクトを受けたものもありました。

共同通信社で働くことによって染みついてしまった考え方を改めるべく、身体性の回復を目的とした筆者の旅はどことなく共感させられることがある・・・・・・。
posted by かっちゃん at 08:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

カバチタレ!3 482島目



三巻で学んだのは競売の仕組みです。競売物件は市場価格の三割引きぐらいの値段で買えるのが相場のようで、安さという面ではメリットがあります。

ですが、当然メリットの裏にはデメリットが潜み、その物件の裏にどんな人物が絡んでいるかをきちんと把握する必要があります。

こうしたことを怠ると、三巻の登場人物のように占有屋が絡み、次から次へと占有者が現れ、その人物たちに立ち退き料を払わなければならないというような罠にはまってしまう可能性もあります。

なるほど、なるほど。
posted by かっちゃん at 11:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・法律・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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